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お墓の砂利と雑草対策——草が生えにくくする方法、防草シート・固まる土・石張り、費用の目安と、やる前に確かめること

砂利を敷いたお墓でも、草は生えます。行くたびに草取りから始まるなら、生えにくくする手はあります。ただ、どの方法にも長所と弱点があり、墓地によってはできないこともあります。自分でできることと、石材店に頼むことを分けて考えると、選びやすくなります。

お墓の砂利の区画の脇で、しゃがんで草を抜くところ

2026.10.28 文・川崎 誠

「久しぶりのお墓参りで、お墓が荒れていたら」の記事では、一日でできる片づけを書きました。今日は、その先の「次に行くまで、草を生えにくくするには」です。秋から冬は草の勢いが落ちるので、手を入れるにはよい季節です。

砂利を敷いても草が生える理由

砂利は、土の上に石を敷いているだけです。風で運ばれた種や土ぼこりが砂利のすき間にたまり、そこに雨が入ると、草が根を張ります。砂利が薄くなると、下の土に日が当たり、さらに生えやすくなります。

外柵(お墓の周りの囲い)の目地や、隣の区画との境目、通路のすき間も、草が出やすい場所です。

自分でできること

根から抜く:地上の部分だけをちぎると、すぐにまた伸びます。雨の翌日など土がやわらかい日に、根元をつかんでゆっくり抜きます。砂利の中の草は、草抜き用の小さな道具(ねじり鎌や草抜きフォーク)があると楽です。

砂利をふるう:砂利の下にたまった土や落ち葉は、草の苗床になります。ざるやふるいで砂利をすくい、土を落としてから戻すと、生えにくくなります。区画が小さければ、半日ほどの作業です。

砂利を足す:砂利が薄くなって土が見えている所に、同じ色と大きさの砂利を足します。厚さの目安は数センチ。ホームセンターで袋売りされています。

生えにくくする方法と、それぞれの弱点

防草シート:砂利をいったんどけて、土の上に光を通さないシートを敷き、その上に砂利を戻します。草はかなり減ります。ただ、シートの上にたまった土からは草が生えますし、シートは年数がたつと傷みます。安いシートは破れやすいので、厚手のものを選びます。

固まる土(防草土):水をかけると固まる土を敷きます。見た目は土のままで、草は生えにくくなります。弱点は、年数がたつとひびが入り、そこから草や苔が出ること。日陰では苔がつきやすくなります。

コンクリートや石張り:区画の地面をコンクリートで固めたり、石の板を張ったりします。草はほとんど生えなくなり、掃除も楽です。そのぶん費用がかかり、水はけを考えて施工しないと、雨水がたまります。納骨室の出入りに関わる場所もあるので、石材店に頼む工事です。

費用の目安

自分で砂利を足す、防草シートを敷く:材料費で数千円から1万円ほど。区画の広さと、砂利の量で変わります。

石材店に、砂利の入れ替えや防草シートの施工を頼む:数万円からが目安です。

コンクリートや石張り:数万円から十数万円。広さ、石の種類、今ある砂利の処分の有無で大きく変わります。

どれも、墓地の場所(車が近くまで入れるか、階段があるか)で手間が変わります。見積もりを取って確かめてください。

使わないほうがよいもの

塩:草を枯らすために塩をまく話を聞くことがありますが、墓石や外柵の石、金具、目地のセメントを傷めることがあり、まいた塩は土に残ります。お墓には使わないでください。

強い除草剤:使う場合は、墓地の決まりを先に確かめます。墓地によっては使用を禁じています。使ってよい場合も、墓石にかからないように、風のない日に、決められた量で。隣の区画の植木や花に流れないようにも気をつけます(「お彼岸前のお墓の草取り」の記事)。

やる前に確かめること

墓地の決まり:お寺の墓地や霊園によっては、区画の地面を変える工事に届け出や許可が要ります。指定の石材店でないと工事ができない所もあります。管理事務所かお寺に、先に聞いてください。

家族の考え:砂利の色や、地面を固めるかどうかは、お墓の見た目を変えます。名義人(承継者)や、よくお参りする家族と話してから決めるのが安心です。

次の予定:近いうちに納骨や墓じまいの予定があるなら、工事はその時にまとめたほうが無駄がありません。

つなぐのお参りでは

つなぐは広島県内のお墓へ伺い、清掃とお供えをしたうえで、ビデオ通話でご家族とご一緒にお参りする会社です。清掃のときには、区画の中と周りの草を根から取ります。防草シートや石張りのような工事は石材店の仕事なので、つなぐでは行いません。草の生え方や砂利の減り具合は写真でお送りしますので、ご家族が石材店に相談するときの材料にしてください。

よくある質問

問:防草シートを敷けば、もう草取りはいりませんか。——答:減りますが、ゼロにはなりません。シートの上にたまった土や、端のすき間から生えます。年に数回、砂利の上の草を抜くくらいの手入れは残ります。

問:砂利の色を変えてもいいですか。——答:墓地の決まりに反しなければ、変えてかまいません。白い砂利は明るく見えますが、汚れや苔が目立ちやすい面もあります。

問:隣のお墓の草がこちらに入ってきます。——答:自分の区画の中は、抜いてかまいません。隣の区画に手を入れるのは避け、気になるときは管理事務所かお寺に相談します。

まとめ

砂利のお墓でも、すき間にたまった土から草は生える。自分でできるのは、根から抜く、砂利をふるって土を落とす、薄い所に砂利を足すこと。生えにくくするなら、防草シート、固まる土、コンクリートや石張りがあり、費用と弱点はそれぞれ違う。塩はまかない。工事の前に、墓地の決まりと家族の考えを確かめる。

草の少ないお墓は、お参りの時間を、掃除ではなく手を合わせることに使えます。

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